「不正・不祥事への対処」 経営陣に求められる行動は
「不正・不祥事への対処」 経営陣に求められる行動は
初めに申し上げておきますが、不正・不祥事の多くは ”人の資質” により起きるものです。
そして長期にわたり事業を運営していれば、不正・不祥事の事案の軽重は別として、いつか必ず遭遇します。
この遭遇確率は、働く従業員の数が多くなればなるほど高くなります。
そしてもう一つ、利益を得ようとすればするほど、これも高くなります。
(これは長年リスクマネジメントの仕事に携わることで得られた体験です)
これをシンプルに表現すれば、”少数の人員で運営し、利益も追求しない” このような運営方針でない限り不正・不祥事は起こると言うことになります。
しかし、従業員の数は別として、利益を追求しない経営はありません。
経営者の最大のミッションは利益の最大化ですが、この中に ”「適切な手法を用いて」利益の最大化を実現する” この言葉が隠れています。
この「適切な手法」、これを阻害する甘言や誘惑があるのです。
俗にいう「悪魔のささやき」です、この ”ささやき” と経営者は葛藤することになり、葛藤に敗れた経営者は不適切な手法に手を染めることになります。
ここに人の資質や心理が大きくかかわってきます。だから不正や不祥事の防止は厄介なのです。
では、不正や不祥事と向き合うことになる経営者には、どのような行動が求められるのでしょうか。
求められる行動を大きく分ければ二つです。
その二つとは......
- 2019.05.31 Friday
- リスクマネジメント
- 16:12
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- by REPsコンサル 西野 泰広