日大アメフ部員の謝罪会見、この陰に「共感を得る告発」の凄技が隠れていた
日大アメフット部のルールに反する悪質なタックル問題。
テレビ各局は連日のようにこの問題を報道していますので、ここでは少し違った視点でこの事案と向き合いました。
この問題は、悪質なタックルを受け負傷した関西学院大の選手が被害届を提出したことで、加害者は「傷害罪」、監督とコーチも共謀共同正犯に問われる可能性を秘めた事件となりました。
この事件の最大の特徴は、
加害者である日大アメフット部の部員がいち早く自らの意思で日本記者クラブに赴き、一人で「謝罪会見」を行ったことです。
そこには日大関係者の姿はありません... なぜ
謝罪会見は、
被害者への謝罪と、悪質なタックルに至った経緯を ”包み隠さず答える” この姿と誠実感に共感が得られた会見でした。
監督とコーチは ”事実とは乖離している” と伝えるだけで、多くを語っていませんが......
このアメフット部員の行動は、
「自己の反省」と「監督の行き過ぎた勝利至上主義の戒め」を込めた「内部告発」です。
ルールに反する悪質な行為を強要する、アメフット監督とコーチを告発したのです 。
この会見(内部告発)が、
なぜ多くの方に共感を与えることになったのか。
この会見の中に、共感を得る要素がギッシリと詰まっていました。
その要素とは......
- 2018.05.31 Thursday
- リスクマネジメント
- 22:08
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- by REPsコンサル 西野 泰広