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LCP_豪雨への対応、最も難しいのは「避難のタイミング」

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    LCP_豪雨への対応、最も難しいのは「避難のタイミング」

     

    毎年、日本のどこかで起きている豪雨災害。大きな被害とともに逃げ遅れたことで亡くなられた方も少なくありません。

    悲運にも亡くなられた方のニュースを目にするたびに ”なぜ救えなかったのだろう、どうすれば救えたのだろうか” と考え込んでしまいます。

     

    突然発生する地震からのがれるのは困難かもしれませんが、高い確率で予測がつく「台風」や「大雨」からはのがれることができるはずです。

     

    今回は、どうすれば「のがれることが出来るのか」リスクマネージャーの目線でお伝えいたします。

     

    下記は近年起こった豪雨による災害です。

    2019年 台風15号・台風19号 関東直撃

    ・2019年10月11〜12日 台風19号(大雨による被害が大きかった)

    関東甲信地方、静岡県、新潟県、東北地方で豪雨となり過去最大の被害をもたらした。

    記録的な豪雨は各地で河川の氾濫と堤防決壊などの大規模な水害をもたらした。

    (堤防の決壊は71河川140か所、土砂災害884件、住宅被害8万2341棟、線路被害254路線、医療施設被害222施設、死者92人、行方不明3人など) 

     

    ・2019年9月5〜9日 台風15号(強風による被害が大きかった)

    千葉市で最大風速35.9メートル、最大瞬間風速57.5メートルを観測。
    1時間の降水量は、静岡県伊豆市天城山 109ミリ、東京都大島町大島 89ミリなど。
    (千葉県では強風による甚大な被害が発生。家被害は全壊198棟、半壊1958棟、一部破損33377棟 及び、大規模な停電と断水などが起こった)

     

    2018年6月28日〜7月8日 西日本豪雨

    西日本の岡山県、広島県、愛媛県、中部地方を中心に北海道も含めた広い範囲で記録的な大雨。

    11府県で大雨特別警報が発表。この間の総降水量は四国地方1800ミリ、中部地方1200ミリ、九州地方900ミリ、近畿地方600ミリ、中国地方500ミリを超えた。

    (死者224名、行方不明者8名、負傷者459名、住家全壊6758棟など)

     

    2017年7月5日〜6日 九州北部豪雨

    福岡県朝倉市(3時間で約400ミリ)など、筑後地方北部や佐賀県鳥栖市、大分県日田市などで1時間に100ミリを超える大雨。

    (福岡、大分の両県で死者40名、行方不明者2名、全壊336棟、半壊1140棟、床上浸水180棟、床下浸水1481棟など)

     

    2016年 東北・北海道豪雨

    8月17日〜23日の間に3つの台風が上陸。北海道南富良野市では堤防の決壊で大きな被害が出た。

    8月30日には、岩手県大船渡市に上陸した台風10号による豪雨で、岩泉町では1時間雨量が70ミリ、3時間雨量が138ミリとなった。

    また、北海道では8月29日〜31日までの雨量が日高山脈周辺で300ミリを超えた。

     

    2015年 関東・東北豪雨

    9月9日〜11日にかけて関東北部から東北南部を中心として24時間雨量が300ミリ以上の豪雨。

    茨城県常総市では鬼怒川が決壊し、死者12名、負傷者40名のほか浸水により全半壊家屋5000棟などの被害だ出た。

     

    2014年8月20日 広島豪雨

    8月19日〜20日 広島市を中心としたごく狭い範囲で集中豪雨が発生。
    3時間降水量は200ミリを超え、土石流107ヶ所、がけ崩れ59ヶ所が同時多発的に起こった。

    (死者74名、行方不明者8名、負傷者44名、住家全壊133、半壊297など)

     

    このように、毎年どこかで豪雨による大きな災害が起こっているのです。

    あなたの身近で、いつ起こっても不思議ではありません。

     

    では、豪雨への備えは 何をしなければならない のでしょうか......

     

     ・

     ・

     ・

     

    まずは、豪雨が「いつ来る」かは数日まえに予測できます。だから豪雨に対処する時間は十分あります。

    にもかかわらず、命をおとされる方がいらっしゃいます。 ”なぜ” でしょうか。

     

     

    それは、避難する「タイミングが計れず」逃げ遅れるからです。

    時間があるのに、なぜ逃げるのが遅れるのでしょうか!

     

    そこには避難に対する「人間の心理」が大きく関わっているのです。

     

    その心理とは、

     ・まだ大丈夫だろう

     ・このまま通り過ぎるだろう

     ・これ以上〇〇になることはないだろう

     などのような、自分にとって都合の良い正常性バイアスが働くのと、

     ・避難が空振りになれば損だ

     との「損得勘定」が生まれ、避難のタイミングが遅れるのです。

     

    この心理はとても強力です、だから避難のタイミングは難しいのです。

    しかし、難しいからと言ってそのままには出来ません。

     

     

    ここからが本題です。

    < 豪雨から身を守る「避難のタイミング」は >

    (これは、「災害への備え」でもあります)

     

    避難のタイミングを計るのに最も重要なのは、災害からのがれる「危機意識」です。

     その次に重要となるのは、

    豪雨に対する「知識」と、豪雨の「情報」「個人の事情」です。

    この「危機意識」と「知識」と「情報」と「事情」が高いレベルでそろえば、安全な避難行動は自然に行えます

     

     

    ▶ 豪雨からのがれる「危機意識」

    豪雨に対する知識と、豪雨の情報があっても、豪雨からのがれる「危機意識」が低ければ、避難行動は正常性バイアスに負けてしまいタイミングが遅れます。 

     

    危険が目の前に迫っていれば、直ぐに避難行動がとれますが。目にすることの出来ない危険に対しては体が反応しないのです。(これが人間の心理で、とても厄介です。)

    この見えない危険に対して、反応させることが出来るのが「危機意識」なのです。

     

    豪雨に対する「知識」

    まずは居住地の「ハザードマップ」で、地域の危険性を知ることから始めてください。
    ハザードマップには、浸水や土砂災害の想定場所が示されていますので、危険や避難の判断と避難経路の選択などの貴重な情報源となります。(市町村で配布しています。)

     

    注)ハザードマップはあくまでもリスクが想定される場所です。

    2019年台風19号の被害では、7割がリスク想定内で起こり、3割が想定外の場所で起こっています。

    これらは今後アップデートされる予定ですので、ハザードマップは最新のものを使用してください。

     

    豪雨の「情報」(水害、土砂災害)

    この情報は、テレビ、ラジオや、地域の防災無線、最寄りの自治体のホームページから得ることが出来ます。

    ・台風は「進路、風速、潮位、降雨など」の最新情報。

      (台風は下記の豪雨情報も必要です)

    ・豪雨は「雨量、河川の水位、氾濫など」の最新情報。

    ・避難は「警戒レベル」と「避難指示、避難勧告、避難準備など」の最新情報。

    これらの情報は避難の行動に欠かせません。

     

    「個人事情」

    個人事情とは、当事者の置かれている状況や状態を指します。

    状況や状態に応じて、早めの避難行動が求められます。

     例えば、

    ・足が不自由であれば避難するのに時間を要しますので、早めの避難が必要です。

    ・車での避難は交通渋滞を考慮する必要がありますので、更に早めの避難が必要です。

     

     

    ■ 避難行動に関連する知識

    ・「水平避難」と「垂直避難」

      水平避難とは、一般的な避難行動です。

      垂直避難とは、2階など高い方向に移動する行動です。

     

    ・「警戒レベル5」の発令

      *既に災害が起こっている時に出されます。

     「今すぐ命を守る行動をとってください... 」と、

      TVやラジオでアナウンスされた場合は、危険が差し迫っている状況で、一般的な避難行動はかえって危険な状態です。

     

     豪雨の場合は、直ぐに2階や隣の高い場所に移動(垂直避難)してください。

     土砂崩れでは、2階の山側から離れた方向に移動してください。

     

     

    このように避難する「タイミング」は

    「危機意識」「知識」「情報」「個人事情」で決まるのです。

     

    「危機意識」が高ければ、それに関する「知識」と「情報」は自然と集まってきます。(これがカラーバース効果です)

    そして知識と情報が集まれば、危機意識は更に高まります。

     

    危機意識が高まれば、更に知識と情報が集まります。(スパイラル効果です)

    そうなれば避難行動に対する安全性がグッと高まります

     

     

     

    次回は、LCP_豪雨対応「見えない危険」から身を守る知識

    についてお伝えいたします。


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