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不正・不祥事の再発防止には「役割と権限と責任」の明確化が欠かせない

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    あなたの会社では役員管理職「役割」「権限」「責任」明確になっていますか?

    そして、それが社内で共有されていますか?

    (管理職であれば何だかの業務を管理する役割があるはずです)

     

    業務権限と役割の明確化が出来ていないなら

    その組織はただの人の集まりで、不正や不祥事が起こるのは必然です。

    むしろ、不正や不祥事が起こらないのが不思議です。

    なぜなら、権限と役割が不明確ということは、責任も不明確で責任に対する意識も低いからです。

     

     

     

    <組織とは、ある目的を達成するための集団です>

    そこには必ず個々に役割があります。

     

    そして、上司となる者には役割を成し遂げるために権限が与えられます。

    (部下に指揮命令ができる権限と、予算を使うことができる権限です)

     俗な言い方をすれば、「人」と「金」が与えられるのです。

     

    この権限と同時に、権限に応じた「責任」が発生します。

    役割が多ければ権限も大きくなり、当然ですがその責任も大きくなります。

     

    それと上司には、部下に指示をした業務を管理/チェックをする責任も生まれます。

    (業務の進捗とその方向性で、遅れやズレがあれば軌道修正する役割と責任です)

     

    では部下には、

    どのような「役割」と「権限」と「責任」があると思われますか。

    それは......

     

    ”上司から指示された業務を適切な方法で成し遂げる” 役割です。

    そこには、上司に対し適切に「報告、連絡、相談、確認依頼」をする役目が生まれます。

    この役目、自分のアピールの場となるのと同時に、上司に安心感を与えます。

    (上司に与える安心感は、その後信頼に変化します)

    また、上司の信頼を勝ち取り権限委譲を受けていれば、それに伴う責任が生まれますが、権限がないのであれば責任はありません。

     

    「役割はあるが、責任はない」のです。

    このように言い切れば、誤って理解する方が出ますので、もう一つ重要なことをお伝えします。

    それは、「上司と部下とのつながりは『信頼の原則』で成り立っている」ということです。

     

    信頼の原則とは、

    上司から業務指示を受けた部下は、適切な方法(順法)で業務を遂行することが原則である。

    (”法令に反する行為はしてはならない” という当たり前の原則です)

    この原則の下で、部下がかってに不法行為を行った場合、その上司は過失責任を問われないのです。
    (上司と部下の関係は ”この信頼” があって成立するのです)

     

     

    これらを総じていえば、

    組織は「役割、権限、責任、管理、信頼」の上に成り立っており、これが組織の基本的なガバナンスです。

     

    よく不正が起こったときに ”ガバナンスが働いていない” という言葉を耳にしますが、これは「役割、権限、責任、管理、信頼」のどれかが欠けている状態なのです。

     

    このことを意識し、昨年起こった大企業の組織的な不正をみれば、ある疑問が浮き上がってくると思います。

    例として、あるメーカーの製造工場で行われていた不正問題を取り上げます。

     

    ある製造現場で組織的に行われていた「品質データや検査データの書き換え」と「長期の隠蔽」問題です。

    この責任は、下記A〜Fの誰にあると思われますか。

     A: 製造工場で働く現場の実作業者

     B: 実作業者を管理する上司

     C: 製造工場を管理する工場長

     D: 工場の業務を管理する本社の部長

     E: 本社と工場の経営を管理する役員

     F: 工場を含めた会社全体を管理運営する社長

     

    この答は......

    ”A〜Fの全員が責任を負わなければならない” と答えた方は、

    誤りではありませんが満点でもありません。

    正しくは、”全員に責任があるが、責任の重さは役割と権限によって異なる” これが答えです。

     

    より正確に言えば、

    ”不正に至る経緯を正確に把握しなければ判断できない” となりますが、長期間「隠蔽」がなぜ出来たのか。

    ここを深堀すれば責任の重さは見えてきます。

    ここに冒頭でお伝えした、役員や管理職の「役割」「権限」「責任」の明確化と共有が関係してくるのです。

     

    役割と権限が明確であれば、その責任の所在が明確になります。

    そして全従業員との共有ができていれば、誰にどのような責任があるかが明白になり当事者の危機意識が高まります。

    この危機意識はとても重要で、「迅速で適切な行動」はこの危機意識から生まれるからです。

     

    そして「不正」が起これば、責任の取り方も重要となります。

    多くの従業員が理解できるようなカタチで責任を取らなければ、従業員のモチベーションとモラルが低下し新たな問題の引き金になるからです。

    (”責任ある者が、責任を取らない” これ、少なくありません)

     

     

    これらのことが適切に行えて、

    はじめて「真の信頼が生まれ」、「ガバナンスが働き」、組織が機能し「再発防止」に繋がるのです。

     

     逆の見方をすれば、

    不正や不祥事が再発する企業は、管理職と従業員の「真の信頼関係」が構築できない。だからガバナンスも機能しなと言えるのです。

     

    あなたの会社は役員や管理職の「役割」と「権限」と「責任」が明確ですか?

    それが従業員とも共有されていますか?

     これらが、組織内の信頼関係に大きくかかわっているのです。


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