2022年の企業不祥事から「あなたは何を」学び取りました
同業他社が起こした「不祥事」と、その「不祥事対応」には、リスクマネージャーにとって有益な情報が隠れています。
前回の記事「なぜ今! レピュテーションマネジメントが重要なのですか」で、不正や不祥事に対するリスクマネジメントは「不確実性リスクの管理」である。そのため “リスク(危険度)は画一的ではありません” とお伝えしました。
(同じ不祥事でも取り巻きの環境や状況によって「リスクの度合い」が変化するのです)
このような「不確実性リスク」に対処するには、「リスクを冷静に評価」することのできるスキルが求められます。
(リスクを正しく評価することができて、初めて適切な判断が行えるのです。)
では、どのようにすれば「正しいリスク評価」ができるようになると思われますか。
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それには、経験を積むしかありません。
不祥事事案の当事者として「不祥事の対処に直接かかわる」ことです。
この経験を重ねることで初めて「不祥事と対峙する感覚」が身につくのです。
(だからリスクマネージャーは経験がとても重要なのです)
しかし、経験を積みたくても自社の不祥事はいつ起こるか分かりませんし、不祥事が頻繁に起こっても困ります。
だからと言ってただ待っていてもスキルは向上しません。
そこで重要となるのが「仮想体験(virtual experience)」です。
他社が起こした不祥事を自分事(当事者)として「考察」するのです。
(特に同業社が起こした不祥事は考察する価値があります)
今年も2022年に起きた不正・不祥事事案を掲載しましたので ぜひ考察にtryしてみてください……
- 2023.02.19 Sunday
- 企業の不正・不祥事
- 13:41
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- by REPsコンサル 西野 泰広